京都、軒先の草花 3

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祇園にほど近い建仁寺の法堂脇に咲いていた、白い牡丹の花です。
牡丹といえば、やはり美しい女性を例えた「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」の言葉が浮かびます。華麗な大輪の花には、確かにうっとりするような存在感があり、何となく頷けますよね。でもこの言葉、じつは漢方薬の服用法を言い表している、という説もあるそうで。
「腹が立てばシャクヤクを、座りっぱなしで鬱血したらボタンを、歩くときフラフラするならユリの薬を」という具合に。本当に効くんでしょうかね?
ところで、私が建仁寺を訪れたときにどこかの若いお母さんが、おんぶした赤ちゃんに iPhone で「ジョロジョロ〜」という音を聴かせながら歩いていました。子宮内とよく似た音で赤ちゃんを安心させようとしてるんでしょうか。こちらも、本当に効くんでしょうか?
でも、赤ちゃんは実に気持ち良さそうにスヤスヤ眠っていましたから、きっと効き目ありってことなんでしょうね。