工事現場

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工事をしている場所が、なんだか好きです。いろんなことを考えさせてくれるから。
まず、動きまわるショベルカーやクレーンを見ていると、どんな建物がたつのだろうという好奇心や期待感を刺激されます。
でもほかに、しばし考え込んでしまうこととして、工事が始まるまえには、ハテ、なにが建ってたんだっけ?ということがあります。
まるで工事現場から、クイズを出題されているよう。
ふだんよく通ってた場所なのに、過去の風景って、なかなか思いだせないものです。
かと思えば、見た光景を「写真のように」完全に記憶しているひとのことが、時々テレビなんかで紹介されます。それは超人ワザですが、僕のような凡人でも「どこかで見覚えが」ってことは間々あります。
あとで思いだせるかどうかはさておき、目に映った景色は、もしかしたらすべてとりあえず脳に仕舞い込まれているのでしょうか。
そう考えると、脳ってとても律義でテキパキ健気なヤツに思えてきます。
では、一生のあいだに貯めこむ視覚の記憶量を写真に例えたら、いったい何枚分になるんでしょうね。
そんなわけで上の写真は、僕が見た記憶のうちの一枚と、ほぼ同じです。