[[今週のお題]]「ごはんの友」

私はごはんの友をこよなく愛している。それはもう、「ゴハトモ」と略して言い切りたいほどに。
それゆえ、コレ、挙げるとキリがない。
平凡な線なら、味付け海苔とか辛子明太子とかキムチとか「ゆかり」とか「キューリのキューちゃん」とか諸々。
すこしアグレッシブにいきたいなら焼き肉のタレ(刻みネギ必須)をかけるも良し、煮魚を食べ切った後に残る汁をかけるも良し、だ。
しかし、ここで私が最も紹介したいゴハトモは、私の実家伝承の味「油味噌」である。
フライパンに多めの胡麻油を引き、刻んだ牛蒡、茄子、玉葱、人参、ピーマンを炒める。八分ほどに炒まったら、だし汁に溶かした味噌をかけて炒め混ぜれば出来あがりだ。
たったこれだけと侮るなかれ。これでごはんを何杯でもイケる。驚異のごはんがススムくんだ。
と、ここまでクドクドと書いてはきたが、もっとも、ごはんの友とは「ごはん」だから成立するのである。当り前っちゃーあたりまえだが。
これが「ラーメンの友」だとか「地中海風・シェフの気まぐれサラダの友」とかはありえない。これではノレない。なぜか?
それは、ごはんとその友が混ざり合うとき、そこに「ごはん」とも「友」とも違う「第三の味」が生まれるからなのだ。そんな奇跡を起こせるのは「白ごはん」をおいて他にない。白ごはん万歳。
蛇足だが、このエントリーの書き始めで入力ソフトが「ごはんの伴」と誤変換したが、むしろこちらの字を充てたほうがしっくりくるではないかと驚いている。