空を分けよう

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Canon EOS 5D・EF28-135mm・f5.6・1/800・ISO 100
大山崎山荘美術館でのスナップをつづけます。
この美術館を訪れた日は晴天に恵まれ、見事な青空にぷっくりした雲が気持ちよさそうに泳いでいました。バルコニーに出てコーヒーを飲みながら見上げれば、太くがっしりした屋根の梁。その粗削りの材木が境界になって空が分割されているのを見つけてシャッターを切りました。
「空論」とか「雲をつかむような」とか、曖昧で役に立たないモノゴトをあらわした言葉があります。
あまりに大きくて全体の見渡せないことをしようとするとき、一気に片づけようとしても考えがまとまらず実現できない。そんなときは、まず思考の空にラインを引いて分割してみる。そうすると考えは動き出し、まとめ上げていくことができるのでしょう。
なんてことを、このとき漠然と考えていました。